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■ mgetty+sendfax+voiceの概要と機能の紹介mgetty は、unix のモデム回線からの login 制御に 広く使われているソフトである。 接続の制御の機能としては、 通常のシリアル接続に加え、PPP着信の自動認識機能 を含んでいる。 これに加え、使用するモデムが FAX に対応していれば 同一モデム回線にてFAX の送信/受信に利用できる。 mgetty+sendfax のサンプルソフトには、 メール等の文字や様々な画像ファイルをFAXとして送信するものも含んでいる。 さらにモデムがボイス機能を持っていれば、その機能を利用して、 着信音声の録音や音声ファイルの返答等が可能であり、 留守番電話機能としての利用もできる。 また、DTMF信号(ピポパ音)のデコード信号を利用することもできる。 これによりサーバの遠隔操作といった応用もできる。 家の Linux のサーバでは、 mgetty+sendfax+voice と FAX/ボイスモデム を利用することで、 一つの電話回線を ダイアルイン/PPPサーバ/FAX/留守番電話/DTMF遠隔操作/ポケベル呼出 といった幅広い用途に利用可能となった。 以下のページでは、これらの機能を実現するための設定について説明し、 利用するにあたってカスタマイズした点や新たに追加した機能を紹介する。 特に、サーバの遠隔操作では、 元々の留守番電話機能に改良を加え、 ネットワーク接続やメール転送の遠隔操作機能 を追加した。 これにより、出先から家に届いたメールを確認したり、 携帯端末に転送することで内容を確認することも可能となった。 またポケベルの呼出機能を改良し、 FAXや留守電の着信告知機能を実現した。 ■ 内容の目次
■ mgetty+sendfax+voiceのバージョン本サーバではDebianを使用している。 インストールされている mgetty+sendfax+voice のパッケージ情報は以下の通り。 $ dpkg -l ... ii mgetty 1.1.18-1 Smart Modem getty replacement ii mgetty-docs 1.1.18-1 Documentation Package for mgetty ii mgetty-fax 1.1.18-1 Faxing tools for mgetty. ii mgetty-viewfax 1.1.18-1 Program for displaying Group-3 Fax files und ii mgetty-voice 1.1.18-1 Voicemail handler for mgetty ■ 電話でLinuxを立ち上げる
mgetty+sendfax+voiceを動かしている家のサーバは、
電源ファン等がうるさいので、通常電源を切っている。
そこで、最新のマザーボードでもないし、ちょっとした回路により
電話でLinuxを立ち上げることが
できるようにしてある。
この後、DTMFによるサーバの遠隔操作により、 PHS からの電話で、shutdown も可能としている。 ■ opieによるLogin■ リンク |